
電話占い中野の専門家
もし、お見合い結婚が向くタイプと恋愛結婚がいいタイプを分けるとしたら、家族の後援を重視するかどうかで、おのずと二つの道が開けるだろう。
もう一つつけ加えるなら、配偶者を自分の判断で決めたい人は恋愛結婚に向き、周囲の意見を参考にしてそれに頼る人はお見合い結婚に向くのだと思う。
お見合いにやってくる相手の男性にも、似たようなことが言えるのを忘れずにいたい。
おそらく、彼も家族の後援を受けて結婚相手を決めたいタイプなのだ。
その意味では、かつて友人が言った「お見合いのほうが、自分に似たタイプと出会えるでしょ。
育った環境とか、家族を含めてね」という意見は正しい。
その選択が吉と出るか、凶と出るかは、誰にもわからない。
お見合いにしろ、恋愛にしろ、責任は当事者の二人がとらなくてはならない。
強力な後援会がついていようと、自分の考えだけで決断しようと、結婚の結果は最終的には二人の責任なのだから。
中学生の頃だったろうか。
社会科の授業で、ハムラビ法というのを習った。
確か紀元前十七世紀頃、パビロンの王様ハムラピがつくった法律のはずだ。
細かな点は忘れてしまったが、「目には目を歯には歯を」の言葉に象徴される復讐法だということだけは、はっきりと覚えている。
最初は、「なんとまあ、恐ろしい」と思った。
けれども、ある意味では、ハムラビ法は大昔につくられたものとは思えないほど民主的だ。
殴ったら、同じように殴り返されるというのだから・・・・・・。
この世には、殴っただけで殺され、そうかと思うと、反対にまったく罪に問われないような不平等さが満ち満ちているというのに。
ところで、今も、ハムラビ法に似たことが行なわれているような気がする。
とくに夫婦の間では、ハムラビ法にのっとった仕返しがくり返されているのではないだろうか。
たとえば、ある奥さんは、ご主人が浮気をしたので、自分も男友だちとこっそり会うようにしたのだと、私に打ち明けた。
まさに「やられたらやり返す」の精神である。
もっとも、その男友だちを愛していないので、会うのが苦痛というのだから、いったいなんのためにそんなことをしなくちゃいけないのかと思うのだが、彼女によれば、「仕返しするためだから、しかたがない」のだそうだ。
気持ちはわからないでもないが、びっくりである。
ここまでしなくても、浪費癖のある夫をこらしめようと、自分もカードで思い切り買い物したという奥さんに会ったこともあるし、冷たい仕打ちばかりする夫に腹を立てて、家族には一言の断わりもなく黙って旅行に出てしまった人もいる。
これも、一種のハムラピ法だ。
「やられたらやり返す」の精神なのだから。
考えてみると、虚しい。
なんの解決にもなっていない。
「この手のハムラビ法はやめたのですよ」と教えてくれた人もいる。
効果がないどころか、結婚は二人の関係をどう変えるからに状況が悪化することに気づいたからだそうだ。
本当だったら、何か問題が起こったときは、面と向き合って、泣いたりわめいたりすべきだろう。
おそらく、恋人同士だったときは、ひっかいたり、ぶん殴ったりしていたはずだ。
それなのに、結婚すると、「アイツと同じことしてやる。
こらしめてやる」となりがちである。
手口が陰湿化するのだ。
先日、友人に教えてもらったのだが、あるクイズ番組で、「夫婦喧嘩したとき、妻が夫にする仕返しでいちばん多いのはなんでしょうか?」という問いに対していちばん多かった答えは、「夜、寝ているE 那をけっとばす」だったそうだ。
まだ独身の彼は、「起きているときではなく、寝ているときというのが、なんか陰険ですよね。
わけがわからんわ」と苦笑していたが、私にはわかる。
昼間、けっとばしたら、騒ぎが大きくなってしまう。
ちなみに私も似たようなことをしている。
夫婦喧嘩したとき、あんまり腹が立ったので、夫が寝入ってから、こっそり電気毛布の温度メモリーを「最強」にしてやった。
もっとも、それからしばらくしたら、私の電気毛布の温度メモリーがなぜかダニコロ・メモリ、つまり最強のさらに上の温度になっていたのだが。
うーん、ここでもハムラビ法が実践されている。
もちろん、派手に喧嘩をくり返す夫婦もいる。
ハムラビ法になど頼らず、自分の手で裁きをくだす人たちだ。
彼らは戦うエネルギーに満ちあふれでいて、喧嘩しないではいられないのだろう。
わが家も結婚したばかりの頃は、そうだつた。
ところが、喧嘩して消耗し、消耗してさらにまた喧嘩という状態が続くと、夫婦も賢くなってくる。
無用なれ恥艇を避けようと工夫するようになるのだ。
だって、そうしょっちゅう喧嘩していたら、身がもたないでしょう。
くたびれちゃうでしょう。
より楽しく過ごす「ハムラピ法」活用法とは?「浮気だって、考えようによっては、夫婦円満の秘訣かもよ。
だって、自分に後ろめたいところがあるとね、旦那にもやさしくできるじゃない」とこっそり耳うちしてきた人がいる。
確かに、「他人のことは言えない」という思いが腹立ちを抑えるのだろう。
一種の逆ハムラビ法ですね、
周囲を見ても、ストイックな妻は、そのぶん夫に厳しいような気がする。
「私はこんなに頑張っているのに、あの人は」とか、「私は主人に誠実なのに、アイツは違う」となるからだ。
言っちゃあなんだが、私もどちらかといえばその部類に属する。
私は、本当は外でお酒を飲んだりするのが好きなのだが、結婚したら妻たる者、絶対にそんなことしてはいけないと思い込んでいた。
適当に楽しんでしまうというのができないのだ。
だからそのぶん、夫には厳しいのかもしれない。
彼はしょっちゅう飲み歩くし、気の合った女友だちを誘って皆で小旅行に出かけたりもする。
そんなとき、私は寂しいと思い、ときには悔しくなって意地の悪い気持ちになる。
「私はこんなに我慢しているのに、アイツばっかり勝手なことをしている」と、思うからだ。
けれども、自分勝手な考え方だ。
「私がこうだから、あなたもこうしなさい」という無理な命令を出していることになるのだから。
まして、夫は私が外出するのをいけないと言っているわけではないのだ。
そういうわけで、最近は自分自身のガードを少し緩めることにした。
気の合った人たちとたまにお酒を飲みに行き、食事をするようにしたのだ。
現金なもので、自分が楽しいと、夫に対してやさしくなれる。
どうもストイックにしていればいいというものではないらしい。
自分に都合のいい解釈かもしれないが、ハムラビ法は人を不幸にするためにあるのではない。
人を自由にするために、結婚をより楽しいものに変えるために、自分自身のハムラビ法を見つけていきたいと思う。
今となっては恥ずかしいが、結婚したとき、「ああ、これからは毎日、二十四時間デートできるのだ」と思い、とてもうれしかった。
一緒に住むっていうのは、永遠にデートすることだと信じていたのだ。
それまでの私たちにとって、デートすること自体が、大変な重労働だった。
私は東京に、夫は名古屋にと、離れて住んでいたので、デートするのも大変だった。
お金も体力も気力もいる。
新幹線はキップ代が高いし、乗り心地もイマイチ、電話代だって馬鹿にならない。
おまけに、遠距離のデートを続けるには、私はあまりに体力がなかった。
名古屋から出てくる彼を迎えに東京駅まで行き、新幹線の改札口に立っているだけで、のどが腫れる有様なのだ。
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